Character キャラクター
ヒューゴ・ラセルダ

File-06
■ヒューゴ・ラセルダ(ペルーのゲリラ)

■人物紹介:ラセルダはノーメイク時のアントニオ・バンデラス、ないし顎鬚を剃ったチェ・ゲバラといった風貌をしている。顔立ちは整っていて表情豊かであり、感情を隠そうとしないタイプである。

■出生:1972年5月5日(2007年には35歳)

■身長:5フィート9インチ (約1m73cm)

■体重:128ポンド (約 58kg)

■外見:ラセルダは黄褐色のきれいな肌をしており、その瞳は黒い。髪も黒髪で、洗髪はあまりせず、後でポニーテール状にまとめていることが多い。長年の過酷な生活のせいか年齢が顔に出始めているが、本人はそんな生き方を満喫してきたという感覚である。

■性格:ヒューゴ・ラセルダはカリスマ性が強く、情熱的で、時に好色の気すらある現代の海賊である。周囲に比べて受けている教育の水準が抜群に高く、純革命家的理想主義ともいえる思想が元来の知性と常識感覚の邪魔をすることがある。理想主義や感情が理性の前に鳴りを潜めている時でも、酔ってくだらない騒ぎを起こしたり、女を追いかけたり、よそ者と殴り合いのケンカをしたりしがちである。派手好きで人生を楽しんでいるが、大儀のためであれば迷わず我が身を投げ出す覚悟がある。

■経歴:ラセルダはエルサルバドルで生まれ、70年代は絵描きになるという父親の夢に振り回され、一家とともに中南米のあちらこちらを引っ越してまわった。母親は学校の教師で、彼に自宅で勉強を教えた。10代の頃は、紛争の絶えぬ南米諸国における政府の腐敗や麻薬カルテルの支配する村などに対し年上の学生たちが起こす抗議行動にしばしば巻き込まれた。そうするうちに彼は、民衆が力を取り戻す手段としての革命の意義を信じるようになった。ラセルダは15歳でサンパウロの大学への入学を認められ、数学科に3年間在籍した後にコンピュータの世界に目覚め、大学を中退した。ラセルダの政治への関心はほとんど消えてしまい、数年間はそこそこのコンピュータオタクとして過ごしたが、やがて内容の複雑さに知識が追いつかなくなってしまう。ラセルダは大学に戻り、政治学の学位を取得した。盛んに政治活動を続けていた友人たちによって抗議行動の輪の中に引き戻されたラセルダはかなり本格的な革命運動に関わるようになっていく。「現代世界で革命を成し遂げるには情報戦技術が不可欠である」という、ますます洗練されつつある持論の支持者を求め、南米各地を渡り歩いた。組織的な情報犯罪を成功させられるようになったことで世界レベルでも注目を集め始めた彼は、南米の麻薬カルテルが利用している個人銀行から大金を盗み取ることに成功し、一時は米CIAの依頼でカルテルの南米での活動に関する情報を集めたりもした。ラセルダは最終的には「人民の声」のリーダーとなり、同組織を有力な革命運動集団へと育て上げた。現在は似たような複数の組織と数々の取引をし、戦いの規模を拡大できるようにと積極的に情報戦用の手立てを探し求めている。