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STORY

史実におけるテンプル騎士団

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テンプル騎士団の発祥

テンプル騎士団は、1118年にフランスの騎士ユーグ・ド・パイヤンと9人の騎士がエルサレムの防衛を目的に結成した騎士修道会(軍事的な宗教団体のこと。以下「騎士団」)である。正式名称を「キリストとソロモン神殿の貧しき同胞戦士」という。
聖地を守護したいという要請を教皇庁を通じて受けたエルサレム国王は、パイヤンの騎士団を歓迎し、自分の宮殿の一部、かつてソロモン(エルサレム)神殿があったと伝えられていた場所に騎士団本部を置くことを許した。それ以来、騎士団は自らを「テンプル(神殿)騎士団」と名乗るようになったのである。

エルサレム王国 1100年ごろに第1次十字軍の指導者ゴドフロワ・ド・ブイヨンらによって建国された十字軍の国家。建国当時は北はトルコ、南はエジプトに隣接する規模の領土があったが、イスラム勢(エジプト)との争いに敗北し続けて次第に弱体化していく。1187年に首都エルサレムをイスラム勢に占領されてからは、政府はアッカまで追われ、1291年にアッカが陥落して滅亡する。