Character キャラクター
ウィリアム・レディング

File-04
■ウィリアム・レディング(現場工作員担当官)

■人物紹介:新しくフィッシャーの担当となった工作員担当官はおとなしく、本の虫的なタイプの人物である。作戦計画や準備、データ収集に関しては偏執的なまでのこだわりを見せ、仕事のあらゆる側面における正確さを身上とする。武器類や車両・航空機の性能緒元に関してはフェチシズムの域に入っており、例えばオスプレイ機内の備品はと問われれば全搭載品をその重量及び格納場所に至るまで、そらで列挙できるとされている。

■出生:1969年7月4日、カリフォルニア州サンディエゴ

■身長:5フィート11インチ (約1m78cm)

■体重:180ポンド (約 82kg)

■外見:短い黒髪、角張った顎、ワイヤー・フレームの眼鏡によって魅力を増している鋭い碧眼と、目を引くような男前であるが、少々落ち着きがなく、滅多に他人と視線を合わせない。体格は良いものの、普段はノーブランドの背広と皺くちゃのネクタイがこれを隠す形となっている。頻繁に笑顔を見せるものの、ほんの一瞬だけで長続きすることはない。

■性格:ウィルは仕事中毒の気があり、暇さえあれば次の任務の準備に没頭している。ほぼ常にクリップボードかPDA(時に両方)を手にしており、計画の細部をひっきりなしに確認ないし再確認している。少々神経質で恥ずかしがり屋であり、頻繁に見せる笑顔はしばしば不安そうな笑いへと続き、間も無くして意識が仕事に戻ってしまうといったパターンが多い。ほとんどの者が彼を内気な平和主義者と認識するが、怒りや攻撃性をあらわにするような場合は普段書類などに向いている綿密さが相手に向けられるため、非常に危険な存在になりうる。戦闘せざるを得ない場合はうろたえることなく敵の将校から先に狙い、滅多に獲物を逃さない。

■経歴:ウィルは少年時代の大半に渡っていじめの対象にされ、殴られたりロッカーに閉じ込められたりしていた。いじめの問題がどうしても解決できなかったため、両親の判断で全寮制の軍の学校へと送られたところ、いじめはなくなり、学業でも頭角を現すようになった。

ウィルはシカゴ大学で政治学と歴史を二重専攻で学び、前者で学士号を取得した。卒後に米海兵隊に入隊し、通信技術の専門訓練を受けて短期間で大尉まで昇進した後に除隊し、NSA(アメリカ国家安全保障局)で信号諜報アナリストとして勤務した。彼は海兵隊在籍時の経験ゆえに危険度の非常に高い地域へと配属されることが多く、結果として高い評価を得ることになった。

ウィルはランバートにより、ヴァーノン・ウィルクス・ジュニアに続く工作員第一担当官に選ばれた。ウィルクスの死亡後、同紛争地域で活動していたフランシス・コーエンが後任に適任であったが、最初の情報危機の終結後、ランバートは直ちにウィルを新工作員担当官に指名した。