Character キャラクター
アーサー・パートリッジ大佐

File-09
■アーサー・パートリッジ大佐(米海軍最新鋭フリゲート艦「チャック・イェーガー」(CG 80)艦長)

■人物紹介:パートリッジ大佐は外見・言動ともに、米南部の労働者が海軍大佐の制服を盗んで将校になりすましているかのような印象を与える。強面の表情で口を一文字に結んでいるため、常に怒っているかのように見える。

■出生:1949年11月5日、アラバマ州タスキギー

■身長:5フィート10インチ (約1m75cm)

■体重:173ポンド (約 79kg)

■外見:ほとんどいつも真っ赤に日焼けしてはいるが、パートリッジ大佐はまぎれもなく白人である。不幸にも常に怒っているかのように見えてしまうのだが、彼の陽気で思いやりのある性格を考えれば皮肉な話である。海軍の制服はまるで似合っていないが、襟に無数の勲章をつけているため、いずれにせよ格子柄の上着に見えてしまう。常にガムを噛んでおり、ガムの固まりをいつも頬に入れている様子はさながら噛みタバコを喫しているようである。ひとことで言ってしまえば、彼は米海軍の最新鋭電子戦フリゲート艦の艦長よりも、長距離トラックの運転手の方が似合いそうな風貌なのである。

■性格:パートリッジ大佐は誇り高く、愛想の良い人物である。部下の尊敬を集めており、その尊敬を土台に部下との信頼を作っていく。海軍の戦略および戦術全体を把握しており将校としての能力は非常に高く、いずれ提督として米海軍の要職につく身である。親しみやすく善意ある人物で、米海軍内での自分の役割を十分に理解している。南部訛りが強いため、時々言っていることを聞き取れないことがある。口を開くと声は大きく、優秀な頭脳に反して簡単な言葉や表現を使う傾向がある。

■経歴:パートリッジ大佐はベトナム戦争時代より米海軍の将校として従軍してきており、同戦争の終盤に少尉として空母に配属されたのが最初の任務であった。ベトナム戦争後は大尉として米空母「コンステレーション」の副長の補佐官を務め、ちょうどこの時にサム・フィッシャーのSEALチームが短期間ながら同空母に乗船している。パートリッジはその頭脳と天性のリーダーシップゆえに素早く出世し、米駆逐艦「バリー」を任されたのが艦長としての最初の任務となった。大佐昇進後は1998年6月から2003年まで米空母「ドワイト・D・アイゼンハウワー」の艦長を務めた。その時点で提督への昇進を期待していた彼は、別の艦の艦長をやらされると聞いて当初は気落ちしていたが、任されたのは新鋭艦「チャック・イェーガー」であり、この人事は提督の座への大きな一歩なのだと気づいた。同艦は一線級の指揮統制能力を有する米海軍艦隊の最新型イージス艦であり、その艦長は新編成の空母戦闘群の提督たちと並び、艦隊レベルの重要な判断を担うのである。